夜のことです。
お仕事から戻り、かつゆきとただいまの儀式を一通りすませ
慌しくごはんの用意をキッチンでしていました。
なぜか今日は、勝春がキッチンに。
すでに、かつゆきにはごはんもあげたので、おねだりもあり得ない・・・
どうやら、床においてあるバスケットが気になるらしくニホイを嗅ぎまくり。
バスケットには、ジャガイモさんやら玉ねぎさんが入っているだけ。
中身に興味があるわけでもなさそう。
よくよく見てみると・・・どうやら、おしっこをかけた形跡発見!
それも、勝春自身が。
一生懸命、嗅ぎ嗅ぎしている勝春のお尻をぽんぽんとたたいて
「おしっこかけちゃダメでしょ!」と怒りました。
ぽんぽんとしたのは、怒るために叩いたのではなく気づいてもらう為。
耳が聞こえなくなってからは、気づいてもらうためにぽんぽんとするようになりました。
勝春もちゃんとコチラを見て、わかった風だったんですが・・・
その場を掃除している最中も、まだ嗅ぎ嗅ぎ。
しまいには、もう一度おしっこをかけようと・・・・
「ダメ!おしっこはココじゃないよー。」
と勝春と目をあわせながらもう一度話しました。
いつもだったら、そのやり取りでとっくにキッチンを後にするのに・・・・
今思うと、お互い意地を張っちゃった感じがします。
その後も、そんなやり取りを3〜4回繰り返し、勝春お決まりの
『う``−−−−』が始まった。
気に入らないことがあったるすると、すぐうなります。
「もうダメだっていってるでしょー!」
足のつま先で、つんとこずいたんです。力は入れていません。
こっちを見てもらう合図のつもりでした。
その直後・・・・たぶん・・・
『わんっ』って言おうとしたんだと思います。

不自然に目を開き、上を向いたまま口は大きく開いたまま・・・
見る見るうちに、開いた口から見える舌が紫色になっていきました。
この絵。描いている人間の技術がないこともありますが、
まさにこの絵のように、別人のようでした。
そのまま立ったままの状態で、横に倒れそうになるのを急いで抱きかかえ、気づいたら右手で体を支え、左手で胸の辺りを一生懸命さすっていました。
時間にしたら、すごくちょっとだったんでしょうけど・・・
勝春の目が正気に戻った後も、胸をさすりながら体を支えていました。
かかりつけの獣医が言った、
発作だとすぐにわかりました。
こんな些細なことで・・・・
こんな発作を起こさせてしまいました・・・・。
うにばん&幸雄もそれを目撃し、一部始終を見ていました。
うにばんの声で、そっと勝春から手を放しました。
ほんの少しだけふらついたものの、自分で歩いてお気に入りの場所へ。
自分でもショックだったんだと思います。

その夜は、かわいそうに…ずっと落ち込んだようなカンジでした。
日々、勝春の高齢、心臓などの事を考え覚悟はし、
気をつけなくちゃと思っていたものの・・・・
自分が原因で、発作を起こさせてしまいました。
しかも、あんな些細なことで・・・
これからは、もっと気をつけてあげなきゃ。
しかも、自分が思っていたよりもずっと勝春は歳を取ってきているということも改めてわかった気がします。
ごめんね、かっちゃん。
posted by うに at 23:55| 東京 ☀|
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